ENDO治療

根管治療(ENDO治療)

根管治療(ENDO治療)

根管治療とは、虫歯が神経に接触した場合に、神経筋の通り道を抜歯することで、根の中とその管を浄化する措置です。虫歯を放置しておくと、細菌の毒素や実際の細菌が蓄積され、歯が腐ることによる耐え難い痛みを感じるようになります。さらに、この歯に軽く触れただけでも、苦しみや炎症を誘発することがあります。

再根管治療

根管治療により、神経を失った歯を長期的に使用することが可能になりましたが、それでも再発の可能性はあります。根管治療を繰り返すと根が弱くなるため、感染を除去することが基本となります。そのため、根管治療を繰り返すと根が弱くなり、結果的に歯を抜かなければならなくなります。当院では、再治療が必要ないように細心の注意を払っています。

治療回数

大臼歯では4~5回程度、前歯などの小さい歯では2~3回程度で治療を行っています。 また、根管治療は、初回の治療で1時間程度、その後の治療は状態にもよりますが、30~40分程度で終わることが多いです。

※あくまでも参考程度です。歯の状態により治療回数、時間は異なります。

当院の根管治療

当院の根管治療は以下の取り組みの元、行なっております。

マイクロスコープの使用

根管治療の際にはマイクロスコープを使用します。マイクロスッコープは通常の拡大鏡の倍率が2〜6倍程度なのに対して、2〜24倍の倍率で今まで見えなかったもの、見落としていたものも見ることができます。マイクロスコープを使用することで精密で正確な治療ができ、術後の腫れや痛みを抑えることができます。

ラバーダムの使用

ラバーダムとは、治療の際に患部以外を薄いゴムのシートで覆って細菌を含んだ唾液が患部に流入することを防ぐ処置です。治療時に感染源が根管内に入ってしまうと元も子もありません。ラバーダムは根管治療を成功させるために重要なポイントになります。

痛みへの配慮

根管治療の際には麻酔を使用することも可能で、痛みへの配慮をしております。また、声かけで痛みを減らすようにもしております。例えば、痛みを伴う根尖部を触る場合は、急に痛みが伝わり大きなショックにならないよう事前に「痛くなるかもしれませんよ」とお伝えしています。

根管治療で対応できないケース

歯の根元が割れてしまった場合

噛み合わせが非常に固い人や、歯並びが悪くて噛み合わせのバランスが悪い人は、歯のある部分に無理な負担がかかり、やがて歯根が破れてしまうことがあります。この場合、痛みが強いだけでなく、折れた歯根を修復することができないので、抜歯が必要になります。放置しておくと、だんだん骨の中まで細菌感染してしまいます。

治療後の注意点

根管治療後は、歯に物が当たったり、噛んだりするときに違和感があることがあります。歯根の近くには歯根膜という薄いクッションがあり、歯根の先端からこの歯根膜に刺激が伝わると、噛んでいる間、痛みを感じることがあります。

普段通り噛んでも強い痛みを感じる場合は、治療した歯の噛み合わせの調整が必要です。苦痛が耐えられない場合は、鎮痛剤を服用します。さらに、治療中の歯は安静にしておき、噛まないように注意する必要があります。

06-6438-5565