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歯槽骨の再生をはかる“再生療法”
基本治療では症状改善が困難な場合に検討します
再生療法とは、歯周病の進行によって破壊された歯槽骨の再生をはかる治療です。
歯周ポケットの深さが4mm以上あり、かつ出血があって大量の歯垢(プラーク)や歯石が付着しているような場合には、スケーリング・ルートプレーニングなどの基本治療を行っても症状改善が困難になります。
こうした時に再生療法は検討されます。
尼崎市南武庫之荘の石川齒科醫院では、エムドゲイン法、リグロス、骨補填、GTR法、歯肉移植術(CTG/FGG)など再生療法に対応しており、患者さんの状態に応じて適切な方法をご提案致します。
抜歯の回避・症状改善が可能
再生療法を行うことで、通常であれば抜歯せざるを得ないような歯も残すことが可能になります。
また、歯槽骨の破壊が進むことで「しっかり物が噛めない」「歯が浮いているような感覚がある」「歯が長くなったように見える」「歯と歯の間に隙間ができる」「歯がしみる」などの症状が現れますが、基本治療を続けても改善されなかった症状の改善が可能になります。
再生療法の方法
エムドゲイン法
歯周病により破壊された歯槽骨や歯茎の再生をはかる方法で、骨の欠損部分にエムドゲイン・ゲルという薬剤を注入して、歯周組織の再生を促し、歯茎が入り込むのを防ぎます。
エムドゲイン・ゲルは歯周組織の再生をはかりながら吸収されるため、処置後、再度オペをして摘出する必要はありません。
リグロス
リグロスは“bFGF”というタンパク質を主成分とし、bFGFには細胞を増やす働きがあります。
この作用により、歯周病で破壊された歯槽骨などの歯周組織の再生を促進します。
骨補填
歯周病により歯槽骨が著しく下がった場合などに、欠損部分に自家骨や骨補填材をあてがい縫合し、数ヶ月待って骨の再生を促す方法です。
GTR法
歯周病によって破壊された歯槽骨や歯根膜の再生を促進するために、歯茎を切開し、欠損部分に“GTRメンブレン”と呼ばれる人工膜を導入する方法です。
歯槽骨や歯根膜が再生されるまで、粘膜が入り込まないようにスペースを確保します。
歯肉移植術(CTG/FGG)
歯周病により歯茎が下がり、歯根面が露出してしみたり、見た目が気になったりする場合、別の箇所で切除した軟組織を移植・縫合して、歯茎のボリュームや高さを回復させ、知覚過敏や見た目の悪さなどの症状を改善させます。